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あなたは夜、人に会ったときなんと言って挨拶をしますか?

なぞなぞではありません。小難しいことは考えず素直に答えてみてください。

「こんばんは」

あなたが素直な人ならきっとこう答えたはず。

ですが、
夜に「おはようございます」と挨拶をする人がいるのをご存知でしょうか

夜なのに「おはようございます」?

「そんな非常識な人がいるの?」
って思うかもしれませんがいるんです。

しかも、それは日本に住んでいる人の4人に1人くらいの割合でいます。

さて、何でしょう?

正解は…夜働いている人です。

「夜勤」を経験したことがある人ならよくわかると思いますが
夜働いている人でも出勤時には「おはようございます」と挨拶をします。

「複雑な勤務体制の場合、時間によって挨拶を変えるのが面倒くさい」
「時間に関係なく、出勤した時間がその人にとっての“朝”だ」
「“こんばんは”のおはようございますに変わる丁寧な言い方がない…?」


などなど、理由は色々あると思いますが、夜働いている人にとっては
「夜でもおはようございますと挨拶をする」のが常識であり、
「こんばんは」というのは非常識なのです。

少し探してみると、このような「変わった常識」は世の中にたくさんあります。


・ラケット競技のスポーツ選手は利き腕とは逆の肩でバッグを背負います。
・飲食店ではお客様の気分を害さないよう「トイレにいってくる」を表す隠語があります。
・ビジネスシーンで政治と宗教と野球の話はタブーと言われています。
・一部の接客業ではお客様に年齢と仕事の話を振ってはいけないと強く言われます。
・北海道では秋ではなく初夏に運動会があります。


もはや何が「常識」なのかわからなくなってきますね。。。

このように僕らは「変わった常識」と隣り合わせで生活をしています。

職業(職場)、性別、世代、地域、その他様々なカテゴリによって
人それぞれ全く異なる常識を保有しているのです。

あなたにとっての常識は本当に常識か?

ここで言いたいことは
「変わった常識があって面白いよね〜」ってことではありません。

「違う常識を持った人」からすると
あなたのことが「非常識」に見えるということです。

特に、これはビジネスをしていると気をつけなければいけません。
常識を常識のままにしておくのは危険なのです。

たとえば、コピーを書く場合は
「誰に向けて書いているのか」が大事になります。が、

その「誰(=ターゲット)」がどのような常識を持っているのか?を
理解しなければなりません。

1つ例を挙げると、僕はフリーランスとして仕事をしていますが
そんな人間にとって、どこに行っても混んでいる土日は
出かけるのに億劫になりがちな曜日と言えます。

そんな僕に対して「土日に出かけましょう!」という
お誘い(オファー)は正直ビミョーなわけです。

(土日混んでいるし…)
(土日は休日ってわけじゃないし…)

と思うのです。

そのオファーをしてきた相手はつまり
「僕にとっての“当たり前”を知らない」ということになります。

ですが、逆に「平日の空いている時間に!」と言い換えると
それはたちまちドンピシャなオファーに化けます。僕は飛びつきます。笑

「常識は人それぞれ違う」とは、マーケティングを勉強している人なら
誰でも少なからず意識していると思いますが、問題なのは

「自分が思っている常識が存在し得る範囲」外のことにも
意識を向けなければならないということです。


冒頭の例にもありましたが、普通誰でも夜は「こんばんは」という挨拶を使います。

ここで
「もしかして夜に“こんばんは”を使わないことってあるのかな?」と
疑問が浮かばなければ

「こんばんは」の選択肢以外を考える機会すら生まれない、ってことです。

けど、ここに気づくのは非常に難しいことでもあります。

ここに気づけるようになるためには「普段から常識を疑ってみること」です。

・「A」という商品を売っているけど
 本当にお客さんが望んでいるものは「B」ではないか…?

・○○をしてあげることが当然喜ばれると
 自分は思っているけど、相手にとっては嬉しくないのかも…?


他にも日常で目にするもの、耳にすること、自分がやっていること…

全てに「もしかしたら違うかも?」と疑問を持ってみて、それを
調べてみると新しい発見に繋がることがよくあります。
(話のネタも増えるし人生が少し楽しくなります笑)

大事なことは自分と相手の間にある「ズレ」に気づくこと

自分が持っている常識と相手が持っている常識…ビジネスでは当然
相手の常識に合わせてメッセージを伝えなければいけません。

そのためには、自分と相手が持っている常識の「ズレ」を知ることです

ただ、この「ズレ」は特定のカテゴリ(職業、性別、住んでいる地域)を越えて
個人の感覚や過去の経験によっても形成されます。

たとえば…「英語ができる」という言葉に対して抱くイメージは
人それぞれ違います。

・英語がペラペラである=「英語ができる」と考えている人がいれば

・英語で挨拶ができる=「英語ができる」と考えている人もいます。

他にも

・Aさんが言う「完璧」は、Bさんから見て「中途半端」かもしれません。

・貧乏な人とお金持ちの人の「贅沢」という言葉には隔たりがあるでしょう。

言葉には人それぞれ「持っているイメージ」が違うのです。

だから普段から、自分の発している言葉が
「聞き手はどのように受け取るのか?」を考えながら
メッセージを伝える必要があるってことですね。

今回話した内容はよくよく思い返してみると
日常の中でよく遭遇しているはずです。

あなたは夜に「おはようございます」と言う人を
「非常識な人だ!」と決めつけないようにしてくださいね。