ドトールの店内で踊っていたおばちゃんを見て考える「正しい自己開示」の仕方

2014-03-01 02.34.29

ここは札幌市内にあるドトールコーヒー。

軽快なミュージックが流れている店内には
穏やかな時間が流れていた。

“ある一人の奇怪な行動”が目に入ってくるまでは…

それはある日の午後のティータイム。

たくさんの人がお気に入りの本や飲み物を用意し
思い思いに過ごしている店内はとても賑わっていた。

他の客の会話にBGMが混ざって心地良い雑音になる。
その空気を肌で感じ、適度な緊張感を持ちながら仕事ができる。

そんな店の雰囲気が好きで、私はたびたびこの店に
足を運んでいた。

そのおばちゃんは気がついたら私の背後に立っていた。

店内には大きな鏡が用意されていた。

正面に立つと自分の足元から頭までが映るような
姿見のような大きな鏡だ。

気がついた時にはそのおばちゃんは
頭を激しく揺らしながら鏡の前で荒ぶっていた。

浅めに被った帽子、全体的にベージュっぽい服装、足元には大きめの紙袋。

…いや、それはただ暴れているのではなく
よく見ると「踊っている」ようだった。

「ん…これはヒップホップ?」

その光景はさながら、夜な夜な照明の落ちたガラス張りの建物を
鏡代わりに使って練習をするダンサー
のようだ…

一応確認しておくと、ここはカフェだ。

当然、踊るためのスペースなど存在しない。

言ってしまえば、その振り乱しているおばちゃんの手足は
少しの不注意で他の客にぶつかってしまっても何ら不思議ではない状況だ。

…にもかかわらず。
そのおばちゃんは「そんなこと知ったことか!」と言わんばかりに
ノビノビと、それでいて気持ちよさそうに自己表現を続けている。

異様。

私を含めたその店内にいた95%以上の人間はそう思ったに違いない。

(これは関わっちゃダメなヤツだ)

と。。。

おばちゃんの存在に気づいてから
一体どれだけの時間が過ぎただろうか。

5分?10分?いや、手元のパソコンにあるデジタル表記の時計は
壊れたかのように、先ほどと比べて微動だにしていない。

まだ数十秒しか経ってないじゃないか。

「絡まれたらどうしよう…」
「ぶつかってきたらどうしよう…」
「これはいつまで続くんだ…」


ダンス会場(カフェ)の不安が最高潮に達して、もはや“それ”が
「異常な出来事」から『見ていないモノ』として
オーディエンスの頭の中で処理がなされようとしたその瞬間、

おばちゃんの動きはピタリと止まった。

すると満足をしたかのように荷物をまとめた後、
ゆうゆうと会場を後にした。

口元には不敵な笑みを浮かべながら…。

今の数十秒〜数分間に起こった出来事は一体なんだったのか…?

「どうしていきなり踊り始めたのか…?」
「そもそもあれはダンスだったのか…?」
「おばちゃんはこちらに何を伝えたかったのか…?」

すべては謎に包まれたまま…

混乱を禁じ得ぬ状態で私は仕事に戻ったのだった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

私は仕事柄、普段目にするあらゆるものから
ビジネスのヒントや学びを得ようと心がけている。

だからあえて今回の話(実話)から学びを1つ得るとすれば

『自己開示は、ただ目立てば良いってわけじゃない』

ってことだ。

あまりに大きなインパクトや不調和は
時に、視聴者に対して強烈な印象を与えるが

“それだけ”が残ってしまうと、かえって人は
避けよう(逃げよう)とするのだ。

注目が集まればそれでいい。

これは危険な考え方だ。

そこまで突き抜けて行動している人は
なかなかいないかもしれないが、もしそういう
自己開示・情報発信をしているとしたらご注意を。。。

P.S.今回の話をビジネスに繋げるにはさすがにムリがあったと反省中。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*